上一主题:自考广外本科日语2010.1.日本语言学真题
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考研日语基础文法(十二)

111 次第だ/次第で
名詞   : ×    +  次第で(は)
次第だ
連体修飾句: ×    +  次第で
次第だ
(注:・の時は、「ような次第/という次第」 などの形が多い)
会話
李 :明日は状況次第で、行き先を変えようか。今は季節がいいから、海でも山でも楽しいよ。
良子:私は紅葉が見たいけど、道がとても込むんでしょうね。こればかりはパパの気力次第ね。
李 :渋滞が長いと小平が飽きるし、その時は紅葉を諦めて、近くのサファリパークへでも行こうや。
解説
「次第だ」は例文13のように「によって決まる」という意味を表します。例えば「やり方次第で、早くもできれば遅くもできます」は
「やり方によって、早くもできれば遅くもできます」と言い換えることができます。しかし、「国によって文化や習慣が違う/人によって考え方が違う」
のように、人間の意志を越えたところにある客観事実や現象には「次第だ」が使えません。
つまり、人間の意志で左右できることにだけ、「次第だ」は使われます。
やり方によって(・次第で)、早くもできれば遅くもできる。
教師によって(×次第で)教え方が違う。
例文4、5の「次第」は「事情・経過」の意味の名詞として使われている用例で、「名詞+次第で」とは接続も違いますから、注意しましょう。
例文
1.地獄の沙汰も金次第。(俗語)
2.ものは考えようだよ。見方次第では「禍が転じて福となる」かもしれないよ。
3.ものは言いようで角が立つ、言い方次第で好感を持たれることもあれば、反発を招くこともある。
4.ことと次第によっては、社長自らご出馬いただかなければならなくなるかもしれません。
5.・・・につきましては、以上述べたような次第です。
例題
1) 君(って/だって)その日の(お/ご)天気次第で、気分がころころ(変える/変わる)人だね。
2) (やる→   )方次第( )、早く( )できれば遅くもできる。
前課の解答
1) 得られ/ただちに(「たちまち」は自然現象)/に
2) 書き(→文型003)/上がり/もらえ(依頼)

112 しな/がけ
動詞:[ます]形 + しな(に)
がけ(に)

会話
山田:彼も隅に置けないよ。ふらりと現れて、帰りしなに百恵ちゃんとデイトの約束をしていたよ。
李 :彼が女に手が早いのは有名だけど、よりにもよって百恵ちゃんにまで手を出すとはねえ。
真理:百恵ちゃんにしたら、彼は遊び相手として手ごろなのよ。最近の若い娘は、意外としたたかなのよ。
解説
接尾語「しな」「がけ」は動詞の[ます]形に接続して、「するときに、ちょっとする/するついでに、ちょっとする」
を意味を表します。
時間的には「する前・している途中・した直後」を表せます。
「がけ」は普段語で、電話の応対などではていねいな会話では「しな」の方がいいでしょう。なお、例文5の「行きがけの駄賃」は慣用句なので
「しな」が使えませんが、それ以外はどちらも置き換えが可能です。
例文
1.近くを通りしなに、ちょっとなじみの飲み屋に寄った。
2.寝しなにいっぱい飲むのが、毎日の習慣になっている。
3.彼は起きしなで、まだ寝ぼけているようだ。
4.「病院への行きがけに、お見舞いの花でも買って行くよ」「退屈しのぎに雑誌も持って行ってあげたらどう?」
5.「行きがけの駄賃に、旅館のタオルを失敬したよ」「私も旅館の帰りがけに、記念に下駄をもらっといたわ」
例題
1) 部屋(を/に)出しな(に/で)、突然走っ(て来た/て行った)子供とぶつかった。
2) 「その足の傷はどう(する→   )んですか」「バスを(降りる→   )しなに、(つまずく→     )しまいましてね」
前課の解答
1) って(って→文型172/だって→文型198)/お/変わる(自V)
2) やり(→文型435)/で/も(もば、も→文型427)

113 渋る
動詞:[ます]形  + 渋る
会話
李 :小平が人参を食べたくないって、渋っているよ。料理の仕方を工夫してみたら?
良子:できるだけ細かく切ったり、すり下ろしたりしてるのよ。今日のはちょっと手抜き。
李 :料理教室で習ってるんだろ。小平と僕が期待してるんだから出し渋らないで、腕を披露したら。
解説
「渋る」は「調子が悪い」とか「嫌がる/ためらう」という意味を表す動詞で、例1のように単独でも使われます。
しかし、動詞の[ます]形に接続したときは、例25のように「するのを嫌がる/するのをためらう」意味を表す補助動詞になります。
ですから、「言い渋る≒言うのを嫌がる」とほぼ同義です。
例文
1.答えを渋るのは、要するに気が進まないと言うことだね。
2.あいつは決まった会費さえ出し渋るけちな奴だ。
3.あの会社は値上げを見込んで、在庫があるのに売り渋っている。
4.このような不況の時代は、誰でも高価なものは買い渋るものだ。
5.女に結婚を迫られたが、男は返事を言い渋った。
例題
1) 「(どうにか/どうしても)新しい発想(が/を)浮かば(なくて/ないで)、筆が渋っています」
「気分転換に旅行(を/でも)したらどうですか」
2) 彼はわずか5000円のお金を(出す→   )渋り、クラスの親睦旅行( )すら(行く→    )としなかった。
前課の解答
1) を(離れる場所)/に/て来た
2) した/降り/つまずいて(不本意:てしまう)

114 始末だ
こ・そ・あ:この/こんな  +  始末だ
動詞   :原形/ない形
会話
係長:息子にもう少し根性があるといいんだがな。一時間も勉強しないうちに、居眠りを始める始末でね。
李 :うちの子供にも呆れます。忘れ物を注意すれば、今度は落とし物をする始末です。
係長:あっ、しまった!僕も会社に大事な書類を忘れてきた。大人も子供のことは言えないなあ。おーい、お勘定!
解説
「始末」という名詞は、例文1のように「処理」、例文2のように「(よくない結果に至った)事情・経過」という意味を表しています。
そこから、「始末だ」という文型が生まれますが、例文35のように「こ・そ・あ」や動詞について「というよくない結果や事態になった」
という意味を表します。後件でいい結果になったことが表せませんから、注意しましょう。
○受ける大学の全てに不合格になる始末だ。
×努力して○○大学に合格する始末だ。
例文
1.お前は自分のやったことの始末も自分でできないのか。全く始末に負えない奴だ。
2.ことの始末は、今まで述べたとおりです。
3.何だ、この始末は!一体、自分の責任をどうとる気だ。
4.あの二人は犬猿の仲で、ちょっとしたことでも、すぐ口論になる始末だ。
5.借金に借金を重ねたあげく、ついには夜逃げまでしでかす始末だ。
例題
1) お宅のお嬢さん(に/で)は手を焼いています。いつも男の子を殴っ(て/ては)(泣く/泣かせる)始末です。
2) 最近( )は、遊ぶ金(ほしい→    )に、売春( )走る女子中学生まで出る始末だ。
前課の解答
1) どうしても/が/なくて(→文型257)/でも(=例えばなど)
2) 出し/に/行こう(→文型441)

115 上/面
名詞: ×  +  上
上の  + 名詞
名詞: ×  +  面(が/で/に・・・)
面の  + 名詞
会話
李 :捕鯨禁止条約をどう思う?
佐藤:鯨だけを特別視するのは理屈に合わないよ。日本人は昔から鯨を食べてきたから、生活感覚上も納得できないね。
地上の全ての種を保存せよなど、机上の空論だよ。
李 :人類がこれだけはびこるとなると、いずれは恐竜の二の舞だろうなあ。
解説
「上(じょう)」は、例文1、2のように場所を表す名詞について「の上で」を表すときと、例文35のように抽象名詞について
「の方面/点で」「の観点から見て」の意味を表すときに分かれます。
類義語に「面」がありますが、「面」は「良い面を伸ばす/社会の暗い面」のように、事態の一面または一部分を表しています。
例文35のようにどちらも使える用例もありますが、下のような例では用法の違いも生じます。→例題1)
尊敬している歴史上(×歴史面 )の人物
政界の暗黒面(×暗黒上)を暴く。
例文
1.道路上で遊んではいけませんよ。
2.彼女は船上で、見送りの人の姿が見えなくなるまで、ずっと手を振っていた。
3.この種の露骨な性描写は、教育上(⇔面で)好ましくない。
4.彼とは仕事面で(⇔上)のつきあいだけで、それ以上の関係ではありません。
5.日本の福祉は財政面で(⇔上)問題があるのはもちろんですが、元々制度面で(⇔上)欠陥があるのです。
例題
1) この賞は、学問(上/面で)有益な貢献をした人に(贈る/贈られる)(こと/もの)です。
2) 業務上(知る→   )得た個人情報( )関しては、規則上、口外できない(ことになる→       )。
前課の解答
1) に(慣用「に手を焼く」)/ては(反復→文型188)/泣かせる
2) で(範囲限定)/ほしさ(→文型097)/に(<行為>に走る)

116 末(に)/末の
名詞: の  +  末(に)   した
動詞:た形     末の  +  名詞
会話
佐藤:両派は長い争いの末にたもとを分かったね。仲を取り持とうとした努力も、水の泡と消えたわけだ。時間とともに
利害関係が生まれて、組織をむしばむね。
李 :どんな争いも、終わってみると空しいなあ。公害裁判も長いこと争った末に和議に持ち込まれたけど、患者の多くは亡くなっているし、
双方に不満は残ってるよ。
解説
「末(に 」は「した結果した」を表しますが、その過程で色々な困難や問題があったことが暗示している点に特徴があります。
同じ結果を表す「あげくに」(→文型002)は、必ず悪い結果の発生ですが、「末に」は悪い結果も良くない結果も表すことができます。
これら「末に」「あげくに」は人為の事柄で何らかの話者の感情が含まれますから、自然現象そのものや、新聞報道のように客観事実を
そのまま伝える文では不自然になります。そのときは「結果」を使いましょう。
大雨の結果、山崩れが起こった。<自然現象>
裁判の結果、有罪が確定した。 <客観事実の伝達>
その他、「末」は単独の名詞として、「年の末<終わり頃>」「この子は末が楽しみだ<将来>」などの用法があります。
例文
1.いろいろ考えた末、進学をあきらめることにしました。
2.大恋愛の末の結婚が、なんと一年間で破綻とはねえ。
3.実験に実験を重ねた末に、ついに新薬の開発に成功した。
4.経営会議で協議の末、君を副社長に抜擢することにした。会社再建のため、腕を振るってくれたまえ。
5.別れるの別れないのとすったもんだの末、結局、元のさやに収まった。
例題
1) 戦後生き別れ(にした/になった)娘を(捜し求める/探し求めた)末、50年目にしてやっと(巡り会える/巡り会えた)。
2) あいつ( )きたら、人( )さんざん迷惑を(かける→   )末に、礼も(言う→   )ずに出て行った。
前課の解答
1) 上/贈られる(「をにする」→「がにられる」)/もの
2) 知り(→文型017)/に/ことになっている(規則→文型090)

117 過ぎる/過ごす
動詞:[ます]形 +  過ぎる
過ごす
会話
李 :しまった、行き過ぎた。
良子:次の交差点を左折と言ったでしょ。
李 :右側のスタンドが気になってね。なんとレギュラーが90円を切ってたよ。
良子:あのトラックをやり過ごしてからUターンしたら?ねえ、右に寄り過ぎないでよ。恐いわ。
解説
補助動詞「過ぎる」(自動詞)は例文1、2のように、「程度が普通以上だ/過度だ」を表す初級表現で、広範に使われます。
「過ごす」(他動詞)の形があって、例35のように「うっかり(予定された時間・場所や適度を)越えてしまう」という意味の表現になります。
しかし接続する動詞は多くありません。「見過ごす・思い過ごす・やり過ごす・聞き過ごす…」のように慣用的に決まった使い方が多いので、
語彙として覚えた方がいいでしょう。→例題1)
例文
1.うん、食べ過ぎた。お腹がパンクしそうだ。
2.彼の業績はいくら高く評価しても、し過ぎることはないだろう。
3.うつらうつらしているうちに、うっかり乗り過ごしてしまった。
4.しまった!寝過ごしてしまった。
5.彼が君を恨んでいるなんて、それは君の思い過ごしだよ。
例題
1) 今度(だけ/ばかり)はこの失敗を見(過ぎ/過ごし)て(やる/くれる)が、「仏の顔も三度(だけ/ばかり)」だと思え。
2) 考えごとを(する→  )ながら(歩く→     )うちに、自分の家を(通る→   )過ごしてしまった。
前課の解答
1) になった/探し求めた/巡り会えた(文末は常に完了形)
2) と(ときたら→文型229)/に/かけた/言わ(→文型121)

118 ずくめ
名詞     : ×     + ずくめ
一部の「ナ形」:<ナ形ー×>
会話
李 :彼の話はいつも結構ずくめだが、どこまで信用できることやら。彼と一緒に出張してどうだった?
山田:彼のことは別にして、充実した一週間だったよ。仕事の外に、従弟の結婚式に出席できたし・・・。
佐藤:結婚式と言えば、あの黒ずくめの集団は異様だよね。前から来ると、思わず道をあけるよ。
解説
「ずくめ」は「全てばかりだ/全て一色だ」を表す接尾語で、良いことにも良くないことにも使われます。注意してほしいのは
類義語の「だらけ」(→文型155)との違いです。
間違いだらけの作文
間違いずくめの作文
「だらけ」は「間違いがが普通以上にたくさんある」こと、「ずくめ」は「最初から最後まで、全てまちがいばかり」という点にあるでしょう。→例題1)
また、「だらけ」は常に良くないことに使われますから、「楽しいことだらけ/幸せだらけ」という表現はありません。
しかし、「ずくめ」を使って「楽しいことずくめ/幸せずくめ」と言うことができます。
例文
1.この学校は規則ずくめで、窮屈でしかたがない。
2.楽しいことずくめの毎日なんて、あるはずがないだろ。
3.幸せずくめに見えた彼女にも、人知れぬ悩みがあったんだね。
4.昇進したし、子供も生まれたし、今年はいいことずくめだった。
5.社長の話は、最初から最後まで小言ずくめで、もう聞いててうんざりしたよ。
例題
1) (この/こんな)誤字(だらけ/ずくめ)の作文を書いて、君、(恥ずかしい/恥ずかしくない)かい?
2) このところ、何をやっても(失敗→    )ずくめ( )、自分が嫌に(なる→    )ちゃうよ。
前課の解答
1) だけ(→文型131)/過ごし/てやる/だけ
2) し(→文型269)/生歩いている(うちに→文型016)/通り

119 ずじまい
動詞:[ない]形  + ずじまい
会話
李 :東京にいらっしゃる間に、一度お会いしたかったのですが、今回も会えずじまいでしたね。
難波:李さん、来月は大阪にいらっしゃるのでしょう。そのとき、どこかおいしい店にお連れしますよ。
李 :ええ、是非。残念なことに、前回行ったときも、本場のお好み焼きを食べずじまいでしたから。
解説
「ずじまい」は「ないで」を表す「ず(に)」と「終わり」を表す「じまい」が結びついた文型で、多くの動詞について
「(しなければならないことを)結局しないで終わる」という意味の名詞になります。後悔・残念・失望などの感情が強く現れる表現です。
また「じまい」は一部の名詞や形容詞の語幹について「店じまい・五時じまい・早じまい」のように「<店を/五時に/早く>終わる」を
意味することもあります。これは「終わり」の意味の接尾語です。
例文
1.出さずじまいのラブレター、そっと広げて懐かしむ。
2.「結婚しよう」という一言がとうとう言えずじまいだった。
3.やりたいことは山ほどあったが、結局、何もできずじまいでこの歳になった。
4.軍によって公表されずじまいになっていた開戦の真相が、ひとつ、またひとつと明るみに出てきた。
5.高価な百科事典を買ったものの、結局、読まずじまいで、本棚に飾ってあるだけだ。
例題
1) その調査報告書は企業の圧力(に/によって)握りつぶされ、発表(せず/されず)じまい(が/に)終わった。
2) あれほど見たかった映画(だ→   )が、仕事に(追って→     )、結局(見る→  )ずじまいだった。
前課の解答
1) こんな/だらけ(「ずくめ」は全て誤字)/恥ずかしくない
2) 失敗/で/なっ(口語:なってしまう→なっちゃう)

120 ずつ
数量詞・少し: + ずつ
会話
山田:この窓口は凄い行列だね。あまり動いていないし、一時間ぐらいはかかりそうだよ。
李 :てきぱき処理しているのに、時間がかかっているようだ。システムに改善の余地ありだな。
佐藤:ちょっと窓口の数も足りないね。一人に三分ずつかかっても、一時間で二十人の勘定だよ。
解説
「ずつ」は「少しずつ/わずかずつ」のような例もありますが、ほとんど数量を表す語について、同じ量を均等に分けたり、
均等に繰り返す事態を表す副助詞です。
なお、「毎に」(→文型088)と「ずつ」の間違いが多いので、次に違いを取り上げておきます。下例の「二時間毎に」は二時間休んで
勉強するという意味の解釈できますが、やはり意味不明の文です。
毎晩、二時間ずつ勉強する。<二時間の勉強を毎晩繰り返す>
毎晩、二時間毎に勉強する。<二時間休んで一回勉強する>
例文
1.毎朝、この錠剤を三粒ずつ服用してください。
2.五人一組のチームを作ります。じゃ、みなさん、五人ずつに分かれてください。
3.病状は少しずつ回復に向かっている。
4.この時計は毎日二分ずつ遅れるんです。
5.「ちりも積もれば山となる」だね。わずかずつでも積み立てた貯金が三十万円になったよ。
例題
1) ここに飴が十個(います/あります)。子供が五人(います/あります)。一人(で/に)何個(毎/度/ずつ)
配ればいいですか?
2) 言葉は一度( )たくさん(覚える→      )とするより、毎日30分( )( )でも復習した方がよい。
前課の解答
1) によって(→文型348)/されず(受身)/に(結果の「に})
2) だった/追われ(受身:を追う→に追われる)/見
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